2012 GASGAS 280 整備 その7   GASGAS PRO用クラッチセンター出し工具  と クラッチチューニング

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GASGAS PRO用クラッチセンター出し工具(高さ揃え治具)を造ってみました。A2017ジュラルミンを旋盤で削り出しました。通販も しております。GASGAS PRO用 クラッチセンター出し工具¥3,000(送料込み)

ボルトを締める前です。偏ったまま締めると、アームの高さがバラバラで、ぐにゅっとしたタッチになり、当然繋がりもおかしくなります。
こうならないように、
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スプリングをおおよそ中心に寄せてから、工具を押し、何度かストロークさせ、工具を軽く押さえながら、ボルトを対角に均等に締めていきます。ハブの穴の内径に合わせて造ってあるので、適当に締めても高さが揃います。この治具は、センター出し(高さ揃え)だけに使う工具です。もちろん、クラッチが車体に付いた状態でも使えます。とくに、クラッチカバーを開けて、バイクが直立、斜め、の時(重力で偏る)に有効です。この10本のボルトを開け閉めする方には、有用です。ただ単に対角に慎重に締めても高さは揃いません。
でも、アーム(CLUTCH RELEASE ARM)1本1本のばらつきは直りません。
このばらつきや全体の精度は、 GASGAS PRO と JTG クラッチチューニング(精度出し加工)¥15,000   こちらで、かなりスパッと切れ、繋がるようになります。

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せっかくプレッシャープレートとアームの位置を取っ替え引っ替えし、反りがおかしい物を叩いたりして高さを合わせているので、バスケット、ハブ、アーム、プレッシャープレート、スプリングサポートプレートに、番号、マーキング、をしてあります。次回からは、この番号通りに組むだけです。
ちなみに、このクラッチ板は、 S3 レーシングクラッチディスクセットです。それなりに良いのですが、ディスクセット5枚計の厚みが、9.96ミリ有りました。(セットにより、厚みが違いますが、大体厚い)そのまま組むとタッチが、かなり重くなるので、プレートで調整して下さい。ミタニモータースポーツさんが、厚みの違うものを出しておられます。クラッチ板セットの厚みが0.1ミリ厚くなると、1.5ミリ程もアームが低くなります。つまりが凄く重くなります。要注意です。私は、どちらかというとGASGAS純正の方が好きです。混ぜても使います。クラッチ本体の個体差が大きいので、必ず今まで使っていた物(厚さ)を参考にセットを組んでください。規定値は、参考になりません。
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バスケットとハブ側セットを一体にして作業したいので、使い切ったガムテープの芯に乗せて組んでいます。
とにかく、精度がもろに出るクラッチですので、おかしな所を少しずつ、調整していくと、どんどん良くなりますね。

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